大阪・関西万博のオランダ館では、オランダの国民食ともいえる「ニシンサンド(Haring Broodje)」を味わうことができます。ニシン(haring)を塩漬けにして熟成させたものを、パンに挟んでいただくスタイル。オランダでは屋台などで気軽に食べられていて、地元の人たちにとってはソウルフードのような存在だそうです。
見た目はシンプル。でも香りは本格派
ブースで注文して受け取ると、まずその見た目に驚かされます。白いふかふかのパンに、ニシンの切り身が大胆にサンドされ、その上には刻み玉ねぎ。魚の香りがふわりと立ちのぼり、異国の市場の屋台を思わせるような雰囲気を感じました。
食べてみた感想
やはりニシンと聞くと魚の生臭さを想像してしまいますが、そのような臭さは全くありませんでした。
脂がのったニシンはしっかりと塩味が効いていて、玉ねぎのシャキシャキ感と風味がいいアクセントになっています。
食感は塩漬けにしているせいか少しもちっとしていて、歯切れもいい感じです。
全体的に重たすぎず、さっぱりとした後味なので、暑い夏の日でも食べやすいのが特徴です。
食欲がないときでも不思議と箸(というか手)が進みます。
サンドにしていないニシンだけという商品もありましたが、生臭さを恐れてニシンサンドにしてしまいました。ただ、ニシンサンドのニシンは半身のためニシンを味わいたい人にとっては物足りないかもしれません。事実、私は物足りなくなりました。ww
とはいえ、やっぱり魚には違いないので、完璧な魚嫌いの方のお口には合わないかもしれません。
食べるだけじゃない、文化体験としての一皿
万博の醍醐味のひとつは、「その国の日常」をちょっとだけ体験できること。
ニシンサンドを頬張りながら目を瞑ると、遠いヨーロッパの街角にいるような気持ちになるというのは言い過ぎかもしれませんが、食事が文化の一部であることを、あらためて感じるひとときでした。
気になる価格と販売場所
ニシンサンドは、オランダ館のショップ内のカフェで購入できます。価格は1個 650円(税込)(※2025年5月28日時点)。食券制ではなく、カウンターで直接オーダー&会計するスタイルです。

注意点としては基本的にオランダパビリオンに入らないとショップもカフェも入れないという事です。
また、店内に飲食スペースはないのでテイクアウトのみとなっています。オランダ館の前にベンチもありますし、リング下にもベンチはありますが、日中の日陰のベンチは空いていることの方が少ないので日なたのベンチに座るか、粘り強く日陰のベンチを探さないといけないということは覚悟しておいた方がいいかもしれません。(オランダ館に限ったことではないかもしれませんが)
上記メニューにもあるように、魚のメニューやおにぎりメニューは人気なので売り切れていることもあるので注意が必要です。

私も5月に売り切れ(品切れ)を確認後、次に入荷を確認でき食べれたのが7月でした。


オランダパビリオンについてはコチラ


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